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第九回 山本圭祐(2002/04/15更新)
稽古場レポートもいよいよ佳境、
第9回目の今回は、ビールは必ず瓶で注文、
「ちびくりん」こと山本圭祐さんの登場です。
何やら深く考え込んでいる山本さん。
今の俺はこのままでいいのか。
男の魅力は髭か胸毛か。
次の眼鏡はおしゃれにするべきか。
ついに決意した山本さん。
男の子としてはやっぱりRPGくらいかじっとかないと。
あんまりゲームの知識はないけれど、
危険な橋を渡ったところに冒険、というのがパターンだ。
死んでも結構生き返る、というのもパターンだ。
『これより上にはのぼらないようお願いします』
このタブーを破ればきっと魔界への扉が開いて
そこにはフルポリゴンの世界が広がっているんだ。
高橋名人の16連射でさまよう鎧に12のダメージ、
仕上げにバハムートでピーチ姫を救うんだ。
山本さんはあっちの世界に行きました。
時々ボス戦の音楽とか聞こえてきます。
私たちはもう彼のHPとか装備の心配しかできない状況です。
突然、奇声を発しながら山本さんが帰還してきました。
「メ、メガンテで、妖怪が、呪文が効かんのが!」
「とりあえず冒険の書に記録して帰ってきた。
つうか、逃げてきた。一目散に。」
タブーの先に何があったのかわかりませんが
なんか山本さんはびしょぬれでした。
どんなデスゲームが起こっていたのでしょうか。
それ以来山本さんはダンジョンには決して出ようとしなかったし
メガンテとか唱えようもんならブルブル震えて
自分から塩水をかぶるっていう
ものすごいトラウマをうえつけられたみたいです。
山本さんの最初で最後の冒険の旅は
勇者の名前も決まらんままに幕を閉じたのでした。次回「役者イズム」は、暴れん坊な立ち回りとは裏腹に「女の子」な部分が見え隠れ、光瀬指絵さんが召喚されます。
お楽しみに。
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