6月14日、本谷有希子が2009年に発表した小説『あの子の考えることは変』が文庫となって発売されました!
日田と巡谷、ふたりのグルーヴを再びお楽しみください!
『あの子の考えることは変』 本谷有希子 著
6月14日発売予定 講談社刊 450円(税込)
Gカップの「おっぱい」を自分のアイデンティティとする23歳フリーター・巡谷。
アパートの同居人は、「自分は臭い」と信じる「自称・手記家」の23歳処女・日田。
ゴミ処理場から出るダイオキシンと自分の臭いに異常な執着を見せ、
外見にまったく気を遣わない変人・日田のことを、巡谷はどうしても放っておけない。
日田だけが巡谷の「男への異常な執着」や「気が触れそうになる瞬間」を分かってくれるのだ。
変なことばかり考えている二人だけれど、
ゴミ処理場のダイオキシンが二人の変なところを益々悪化させているような気がするけれど、
二人が一緒にいれば大丈夫。
情けなくってどうしようもなく孤独な毎日もなんとかやっていける――。
芥川賞候補作としても話題となった、汚くて可愛い、前代未聞の青春エンターテインメント!