s 4月18日(金)

優しい人間になりたいよー。

s 3月20日(木)

ほんたにが出ーたぞー! 絶対賞とか取れない内容だから、せめて読者と書店員さんに愛されたーい!

3月11日(火)

コンビニ行ったら、雑誌コーナーででかでかと自分の名前が飛び込んで来てびっくり。ああ、ダヴィンチの特集か。さすが全国誌だなー。すごいなー。誰にも気づかれてないけどなんとなく立ち止まりづらい。でもこれだけは一言いわせてもらいたいのだけど、あの特集のコンセプトは、全部ネタなので!笑われるが本望よ!私の座右の銘は(今考えたけど)「この世は冗談でできている」!

3月6日(木)

本が出た途端、いきなり活発に日記書き始めちゃったりして浅ましいな、あたし。まあいまそういう波が来てるってことで! この波を逃すとまたボケーっと日記のこと忘れちゃうから。今さっき、今月発売予定の小説『ほんたにちゃん』の表紙の色校正(印刷所から上がってきた装丁の色味を確認する作業)にトコトコ出かけて、「うん、かわいい!」とはしゃいできました。やったー。「表紙・女の子シリーズ」は守れども、今までとはまたひと味違うタイプだな、これは。装丁コンセプトで「ほんたにちゃんは『オロカわいい!』で」と言い続けてよかった……。ちなみに私の本の装丁は、結構自分で「こうしてほしい」と毎回希望を出してます(基本みんな違うデザイナーさん)。たとえば『乱暴と待機』だと「鶴巻さんの萌え絵を、歴史小説っぽい渋さでミスマッチに」とか、『ほんたにちゃん』だと「乱暴とかぶらないように、こっちはokamaさんのイラストをできるだけはっちゃけて」とか。いやはや、アイディアがある時の装丁打ち合わせは楽しいのす。ちなみに『腑抜け〜』の山本直樹さんとか、『遭難、』の瀧波ユカリさんにも、全部自分とこの劇団チラシに「こうこうこういう構図で書いて下さい」ってお願いしてるのす。一応漫画読みですから、私。『生きてるだけの、愛。』の時は富嶽四十八景の画をポップに、と依頼した。……いや、すいません。私の本の装丁かわいいなーと思って、誰にも褒められないからなんとなく自慢したくなっただけです。浅ましいぜ、ほんと!

3月4日(火)

今日は取材を三本ほど。帰り新宿のブックファーストに行って、自分の 新刊が置いてあるかどきどきしながら偵察。……うわ、ない、ないよ、 どこにもー! と軽く泣きそうになりながら念のためにもっかいエレ ベーター正面の棚を見たら、ありました、普通にドカン! と。こんな に目立つとこにあったのになんで最初は分からなかったんだろう……? なかったら傷つくからという気持ちが、何故かそう思い込ませたんだ ろうなあ。人間の目とはあてにならんものよ。しかし近所の本屋には やっぱり、ない。これは錯覚ではなく現実!

2月27日(水)

小説『乱暴と待機』発売っす! 29日と告知しておきながら、何やら都内ではもう早々と書店に並んでいますな。これはラノベ(ライトノベル)を意識して書いたつもりだったけど、全然ライトにはならなくて、っていうかそもそもこの「漢字!漢字!」みたいなタイトルからして、「お前、ラノベを全然分かってねえよ!」とある人達から猛烈な駄目出しを受けましたよ。「やっぱカタカナでしょー!」と。んまー、あたしの中では「あたしが想像しうる精一杯の萌えキャラ」が出てくるからいいんだ! というわけで、できたら買って下さい。カワイやらしい表紙が若干、いい大人は買いづらいかもしれないけど、大丈夫っす! たかが一瞬、レジの人に変態だと思われたらいいんす! っていうか変態じゃないですか、私もあなたも! 

1月1日(火)

と、いうことで! 今年も元旦がやって来ましたよ! あけましておめでとうございますー。このめでたい門出に早速、私は去年を振り返ってみようと思います。ネガティブ反転してこれはもう立派にポジティブな行為です。まずなんといっても思い出されるのは……去年の初詣でひいたおみくじが人生で初の『凶』だったことかね。三ヶ月くらいずっと引きずってたな。買い物でレジに並んでも絶対隣のレジのほうが早かったり、小銭も「どうせ足りんもん」とか思いながら財布から出してみたり(で、やっぱりあと一円足らなかったり)、いやー、今にして思えばなんであんなに凶をおそれていたのか分からない。そんなに悪いこともなかった。それからついこないだ、おかげさまで千秋楽を迎えることができました。『偏路』。来て下さった方々、ありがとうございました。もう一週間経ってることが信じられないけど、楽しかったです、いろいろと。また次回作でお会いしたいですが、その前にとりあえず私の中でムーブメントが起こっている、『図太く!』という言葉が広がらないかなあと思っています。どうですかね? っていうかああ、もうそろそろ時間だ。初詣に行かなければならない(これを書いているのはもちろん大晦日だから)。行って去年の恐怖を払拭してもっかいおみくじ引いてこようと思います! 凶よ、出るな! みなさん、それではよいお年を。

12月12日(水)

やはりだった…! 昨日の日記でもちょっと触れたとおり、やはり演出家すなわち私のすることが今日もびっくりするほどないのだった…! 今日は午後一時に新宿の紀伊国屋ホールに入って、それから、えーと今七時でしょ? 六時間か。約六時間ものあいだ、私は客席の一番後ろでぼへーっとしておったのです。いや、でもただ漫然とぼへーっとしてたわけではないよ。私はちゃんとぼへーとしつつも、舞台でうごめくスタッフさん達を見ながら「うわー。演劇っていろんな役目の人たちによってできているのだなあ」と思いました。舞台監督、舞台美術家、照明スタッフ、音響スタッフ、映像スタッフ、衣裳スタッフ、演出部、大道具さん、小道具さん、制作、経師屋さん(壁紙を貼ってくれるプロ)などなど、などなど。とりあえず目に入った順にざっと書き出してもこんなに! あとみんなわりと三人でチームとして仕事してて格好いいです。「私たち、映像チームですから!」みたいな、吹き出しを勝手に妄想して、で、やっぱその中の女の人のキャラが立ってるなあーとか考えてます。寂しいから。で、明日の場当たりが終わるといよいよ本番! 追加公演も含め、どうやら前売りは全ステージ完売したらしいです。ああ、ほっとしたー。でも新宿だからまだ買ってなかった人も当日券で来るくらいの元気を見せてください。元気は大事です。

12月11日(火)

○月×日いよいよ劇場入りだ! とはいえ演出家は意外とまだすることがなかったりする!明日はきっと待ち時間が多いから、長めの日記を書く! きっと!

11月9日(金)

島田紳介のことが気になって眠れない……。例の暴行事件があって以来、ますます彼の毒舌ぶりに磨きがかかった気がするのは思い過ごしだろうか? こないだも「行列ができる法律相談所」で、「磯野貴理子がこの番組に必要ないと思う人」と客席にアンケートを取って、リアルな数字(百人中51人、とか)でスタジオを痛々しい空気で包んでいた。笑いとはなんぞ。たとえば彼は「ああ、今日もオレは誰かのことを傷つけちゃったな」とか布団でイーってなったりするんだろうか。しないんだろうなー。ああ、明日も稽古だ。こんな思想に耽って睡眠時間を削るわけにはいかないよ。でもシンスケのこれからについて考えてしまってしょうがないよ。芝居の稽古はまだ三日目。みんな台詞を早くも覚えてきていて、さすがプロ。でもこの六人のうち何人かは「みんな覚えてるんだから覚えてないと浮いちゃうよー」とか思ってあたふたしてるんだろうなー、など勝手に妄想して私は楽しんでいる。

10月26日(木)

アメリカに行ってきました、また! 仕事で! 今度は一週間(そのうちまるまる二日は飛行機移動だったから実質五日もないのだが)疲れたよー。そしてなぜかその滞在中、ずっとずっと「らきすた」(アニメ)の主題歌、「持ってけ! セーラー服!」をマスターしようとエンドレスでネット上の歌詞付き画像を見てました……。自分でも「何やってんだろう? 何のためなんだろう?」と何度も自問しましたが、自答できませんでした! しかしあのわけの分からない歌詞が秀逸! あの高速テンポは是非覚えて完全マスターしたいという魂に火をつけますな! で、そろそろ27日に[偏路]のチケット発売が開始します。今度のキーワードはなんと「お父さん! 私、実は都落ちしたいの……!」です。自分で考えておきながら、なんとってこたぁないか。今、台本に悪戦苦闘真っ最中! 初の紀伊國屋ホール進出だから大変だよー。是非買って下さい、よろしく!

9月3日(月)

えー。8月は謎の秘密結社に監禁されていたので、日記を書けませんでした……。嘘!
ちょっくらこもってがっつりお仕事してました。なんか8月31日までに終わらせる終わらせる終わらせるとだけ思っていて、日にちの感覚はあったんだけど、月の感覚がなくて今「9月」!
いやああああ! 確かにこもってた場所には8月のカレンダーが貼ってあったんだけど、未来のことを見据えて誰かが貼ったカレンダーだと思ってた。あたし、いつも遅刻してるから「集合時間より10分前の時間を教えとこうぜ」的な。そんなわけないよね 。なんでそんなこと思ってたんだろ。秋だよ、秋。物真似をなんと か会得しようとしていた沢尻エリカのペプシネックスのCMも新しいバージョンになっちゃった。でも「おいしいところが、いいよ 」って一人でぶつぶつ頑張ってる、まだ。本谷、諦めない。そして今日はさっそく早速、次のうちの芝居のチラシ撮影で、いま、よしもっちゃんに向こうでメイクしてもらってます。 「偏路」チラシ、楽しみですな。台本書かなきゃ。映画版エヴァンゲリオン、おもしろいのかなー。

7月15日(日)

……ずいぶん経ってしまいましたが、これだけ言わせて下さい 。こないだのうちの公演、観に来ていただいて本当にありがとうご ざいました!お世話になった方々にも感謝。なんだか楽日終わって その一日後からダンダンブエノに書き下ろした芝居『砂利』 (演出はペンギンペイルパイルズの倉持さん。東京公演は今月21 日から31日まで青山スパイラルホールにて)の稽古に顔出したり していて、やらなきゃいけないことを片したり。「腑抜け 」の映画がついに封切られたり(映画版は舞台とも小説ともラスト が違うので必見!)と、まあ本当にコウインヤのごとく時間が過ぎ 去ったのでした。あ、あとこの前、誕生日だった。おめでとうメー ルはかろうじていくつか届きました。かろうじて。ありがとう 。そしてそしてこれを機に自分のことをいろいろ振り返ってみたと ころ、なんだか私には欠けているものがいくつもあるなあ 、と思っちゃったよ。なので、まず腕時計を自分にプレゼントする ところから始めてみた。今までは携帯で時刻見る派だったんだけど 、これで時間にルーズなのがなおれ自分、と願いを込めて 、さくらやのウォッチ館で。あともっと潔い人間になりたいとも思 います。感性豊かにもなりたいです。余裕を持ちたい 。TPOをわきまえたい。なっていたい女像から遠いな、私 。びっくりする。一つずつ修正していこうと思うので 、今度何かで見かけた時は別人かもしれない。これ全部修正するの は人格改造に近い。でも『砂利』の旅公演と台風が北上してしまっ てたのもきっと私の日頃の行いが原因かと思いますので、正す 、行いも。いやー、いろいろやることある。連載してる小説が 、二本とも9月発売号で最終回を迎えるので、さしあたって近況は 小説コツコツ書く予定です。12月の芝居の前に新作中編もなんと か書く予定です。

5月18日(金)

うわー。うかうかしてるうちにもう二週間前。はっきり言って今回は完全新作っす。台本ぜんぶ書き直してるせいで役者とも全然飲みにいけず。演出って寂しい職業だなあと思ってみたり。でも吉本ちゃんがそれでもまめに「本谷おいでよ」と誘ってくれるのが心の励みになってます。にしても余裕がなくてテンパりすぎだな、あたし。日記も全然書けなくて申し訳ないや。

4月3日(火)

部屋の外に一本だけ桜が咲いてるんだけど、窓を開けて仕事してるとどうにも目が痒いよー。ついに恐れていた花粉症っぽいよー。もう一生なおらないのかなー。昨日は暑くて今日は寒い。石川はいまだ余震が続いているらしい。大丈夫か、北陸。ふるさとのおじいちゃんとおばあちゃんは「平気」と電話で言っていたけど本当かな。ところでそのおじいちゃんが何を思ってか一人暮らしのあたしに生ラーメンを三十食送って来た。賞味期限が二週間後だ。単純に一日二食の計算だ。喜んでいいのか分からないよー。

3月13日(火)

花がきれいだなーと思って、頂いた花を花瓶にいけて愛でる。という感覚が、なんか自分の中でものすごく新鮮。今まで花のきれいさって頭では分かるけど……みたいに漠然と、インプットされた情報として認識していたところがあったんだけど、でも、なんか、うん、最近ようやくみんなと同じように分かったかも?
ああ、カリヤ崎省吾のお陰だなー。でもあたしがせっせと水をあげていた花の一つは造花ということが判明しました。あたしの感動ってなんなんだろうね……。

2月22日(金)

なんか今、いろいろツイてない気がする。というかあたしは自分で思ってる以上に間抜けかもな。さっきも外出先で処方されてもらった薬をバッグに「よし、入れた。入れたぞ。絶対なくすまいぞ。ここに入れたんだぞ!」とものすごく意識しながら入れたというのに、なくなった。しかも狙ったようにその薬だけ。たかだか電車乗って家に帰るまでによ。もうほとんど「予知か」と思うくらい見事だー。ああもう! と思ってる自分からバッドバイブレーションが出まくりなのが分かる。というか最近こういうことが多すぎるんだよ。助けて! レイトン教授!

2月12日(月)

「要するに」「つまり」「◯◯に似てる」などというあたしのものの言い方をどうにか禁止したいものだ。あとやばい! 親知らずマジやばいよ!

2月10日(土)

全然どうでもいいことだけど、「肉迫」って言葉はなんかやたら迫力があるなあ。にくはく!にくはく!

2月5日(月)

もう酒は呑むまい……。と家に帰って猛省するような呑み方ばかり最近している気がする。私ってばなぜ人に「何かをアドバイスする」という鬱陶しい善意?(少なくとも自分的には)をおそろしいまでに発動させてしまうのだろう。そもそもアドバイスって認識自体がなんか腹立たしいぜ。ああ、酒に、酒に呑まれちまってるよ、もちーん。このままこれをネタにして伊藤リサみたいにおもしろい漫画が描ければ話が別なのだが、そういうわけでもないし。あ、それから南北賞のこと、いろんな人からお祝いの言葉をいただきましてありがとうございました。でもそのたびに「岸田落ちたけどね」みたいな話になるので、あれ? この複雑な感じってなんかに似てるぞ。ああ、こないだ芥川賞落ちた日が誕生日だった時か。ほらほら! 今こそ! 今こそあのとき私が考えた「おめ残念でした」を使ってくれよ!

1月17日(水)

びっくりした。何がびっくりしたって、正月用のトップページイラストを書いてすっかり油断して、日記をまだ今年に入って一度も更新してなかったこと。わー、びっくりしたー。で、第二のびっくりは年明けに初詣に行っておみくじをひいたら「凶」が出たこと。今まで大吉ひいたこともないのに、「凶」ってさすがに怖いね。まがまがしいね。今年があと364日ある時点で「良きコトなし」って教えてもらっても困る……神様。で、第三のびっくりはこのあいだ青山円形劇場でやった『遭難、』が昨日、鶴屋南北戯曲賞に選ばれたことだ!
これは素直にめちゃくちゃ嬉しいことだなあ。「おみくじ外れた!」って寺本さん(制作)から受賞の知らせを受けて電話口で言ったら、寺本さんも「あたしも今年『凶』ひいたんですけど!」って言ってて、それにもびっくり。そんな出るもんなの?凶って。そしてそんな外れるもんなの、おみくじ。良きことないどころか、人生初受賞いただきました。もっちんの無冠神話にピリオドです。これでもう「M-1における永遠の笑い飯枠ですから」と自分を分析しなくてもよいのだ。

12月19日(火)

今頃になって「ちょー◯◯!」という言葉が口癖に! なんで? なんで?

12月4日(月)

風邪! 最近どんどん風邪をひきやすくなってる……。免疫力低下かなー。今回のはとにかく咳が止まらない。なんかもう本当に喉が虚弱で、こんなんでよく役者になろうとか思ってたよ。稽古でもごくたまーに役者に演技指導する時に自分で台詞言ってみせるんだけど、それだけで喉イタ!ってなってるもんね。あとテレビでやってたハッチのハチミツを顔に塗るという美容法をためしているのですが(ちっちゃいのに高い)、本当にハチミツを塗ってるのでふと馬鹿になったような気分になる。叶恭子(美香?)が唇に塗ってるらしいけど、絶対食べちゃうよね。ハチミツだから。

11月25日(土)

石原さとみちゃん主演の『氷点』の番宣がめちゃくちゃ流れてるけど、いくらなんでも一言だけ過ぎない? あれ。「私にはお母さんの憎しみが分かりません」のみ、とか。内容が漠然としすぎてて観たいって気持ちにあんまりなれないよ。しかも今、観たバージョンはついに「ギャー!」ってさとみちゃんが叫んでるだけだった……怖いよ……。

10月20日(金)

終わりました。終わりましたよ、本番。うー、焼き肉が無性に食べたい。で、今回まず何よりも謝らなきゃいけないことがあるとしたら、これだ。このあたしの日記書かなさ。ごめん、本当に。でも今だから言うけど、「遭難、」台本書くのすごい大変だったんだよー。稽古初日に八割書いていったんだけど、いざ五人の役者に本読みしてもらったら「あれ、なんかおもしろくないなー」って思って、そっから全部書き直すことにしたから。で、毎日ひーひー言いながら家で台本書いて、できあがったぶんを持っていって稽古ーってなって、つまり書かなきゃその日することがないっていう、追いつめられた日々だったのです。毎日ちょっとだけやってたケロロのゲームが癒しの時間だったなー。やっぱ猫飼いたいなー、猫。あ、あとあの今世間を騒がせてるいじめ問題の事件と内容がかぶったことについて。あたしはただ単に「性格の悪い女の人を描きたい」って欲望があって、で、その人がどういう職業についてたらおもしろいかな→教師ってどうかな→どんな状況に置かれてたら輝くかな→じゃあ「いじめの相談受けてたけど無視してたことにしよう」みたいな、いわゆるキャラクター先行のお話の作り方をしたわけで、社会問題とかそういうものを取り入れたつもりは全然なかったからびっくりした。でもしみじみ思ったのは「もしこの騒ぎが一ヶ月前に起こっていたら、『遭難、』を書く気にはならなかっただろうな」ってことで、だって絶対に「あの福岡の事件がモチーフでしょ」って言われちゃうだろうし、そういう書き方ってあんまりしたくないし、ああ、変な言い方だけど今じゃなかったら今回の芝居は一生できなかったんだなーって思う。やっぱり芝居は生だから、今やりたいことじゃなくなるとすぐにやる気が失せるんだよ。よし、そんじゃまとりあえず芝居も無事終わったので、さっそく次の仕事に取りかかるぞ。次は小説だー。それと個人的なことで申し訳ないのだけど、あたしのパソコンのメールがただいま使えない状況になっておりますので、もう少ししたら新しいメアドを取ると思いますので、それまでは知り合いの人も劇団メールで送っといて下さいー。青山に来てくれた人も、来たかったのに来られなかった人も本当にありがとうございました。次は六月にロングランの予定!

10月9日(月)

今日は稽古を5時間ほどしたあと劇場入り。あたしは「急がないと!」と焦るスタッフさんと3人で電車に乗り、「青山一丁目で降りてもいけるから!」と言い切ったにもかかわらず、全然間違ってました。表参道からだったね、近いのは。でもスタッフさんは優しいから何も言えませんでしたよ、そんなあたしに。小屋に入るともうすでにセットは完成していて、そういえば青山の円形劇場は2年前に「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」をやって以来だ。思えばあの時も5人芝居だったなー。なんてな記憶がまざまざと蘇るかと思いきや、楽屋のどこに座っていたかも思い出せないや。でもやっぱり小屋入りは楽しい。木の匂いとかわーってなる。いいなあ、役者は。こんなワクワクした感じが年に何回も味わえるんだもんなー。あたしは年に2回だもんなー。とりあえず芝居はみんなで頑張ってますので、今週は是非青山までおいでませ。ある程度の当日券が出るらしいですよ。

10月4日(水)

本番まであと一週間を残してやっと日記を書ける状態になりましたよ……。今回は少し役者さんに動いてもらったりしながら台本を書くと いうスタイルを最初のほう取り入れたり、そしてその場でパソコン開いてカチャカチャってやって演出して「かっこいいな、あたし」と思った りしていました。まあパソコン持っていったの一日だけなんだけどね。重かったから。稽古中のあたしと言えば、相変わらずうどんをこぼした りコーラをこぼしたりして隣にいる演出助手(福本さん)に「やめて下さいよ!本谷さん!」と叫ばれています(彼女こそパソコン使ってる から)。もし濡らしてクラッシュさせた場合は、必ず私と彼女の人間関係になんらかの悪影響を及ぼすでしょう。そんなハラハラした毎日です。そして私のここ最近の口癖は「女性演出家ならではの細やかな演出を思いつきました」です。かなり自信を持って発表するのに、大抵が「そんなに細やかじゃない」という反応を示されます。げせねえな。あと毎日八時間の稽古を終えてクタクタになって家に帰った自分に、昨日からごほうびとして20分だけ『ケロロ軍曹メロメロバトルロイヤル』(PS2の隠れた名作)で遊ぶことを許可しました。やっぱモアはかわいいね、モアは。

7月29日(土)

アイムバーック。どもども、やっとこさUSAの長旅から帰って来たもっちんです。 うーん、なんかこっちはずっと雨だったとかで、もうね、成田ついた瞬間に湿気がものすごくてびっくりした。やっぱあっちは暑いなりにカラッとしてたもんなー。夜八時になってもまだ昼間みたいに明るかったし。だもんでもうすっかりサマーを満喫してきたあたしにとって八月がまだまるまる一ヶ月残ってるのが結構新鮮。なんか得した気分です。うかれちゃってついついポロッと英語も出ちゃうよ。「ハーイ。アイム ファイン」とかね。「センキュー」とかね。あ、あと「エクスキューズ ミー」もね。これらがあたしのアメリカ滞在中、もっとも多く使用したワード達です。どうなることかと不安だった外人さんへの「やっぱ肉食ってる!って感じなのかなあ」みたいな漠然とした苦手意識も払拭。大丈夫、大丈夫。外人さん優しかった。まあおっぱいショックはいまだ抜けきらないけど。あたしの中で石油ショックなみのできごとだったけど。とにかくこれからはさっそく10月の芝居に向けて台本執筆という日々に突入。まあはっきり言って夏とか関係ない。家にこもってパソコン打ってるから。地味だー、あいかわらず。ここ数年ずっと「お台場冒険王って本当に楽しいのかどうか」が気になって仕方ないというのに、たぶん今年もその真偽を確かめることはできずじまいっぽいよ。

7月18日(火)

皆様に緊急にお伝えしたいことがあります! それはこっちの外人のおっぱいのでかさ……! ドラゴンボールだよ、あんなの! っていうか一緒にいる日本人チームの女の人までみんなでかい……! 尻? 顔の下に尻がついてんの? っていうか今まであたしと付き合って来た男達にものすごく申し訳ない気分でいっぱいです。こんな気持ちになったのは生まれて始めてですよ!

7月14日(金)

さて。昨日はなんというかいろいろ大変な一日でした。朝五時から起きて散歩したり、仕事したり、ご飯食べたり、湖にいったり、戯曲についての打ち合わせをしたりで、気づいたらもう夜一時。「さあー寝るべ寝るべー」と思ってベッドに入ったら 、一緒にこのプロジェクトに同行している大久保さんが突然やって来て「ねえ。芥川賞の選考会、日本で今かららしいよ」と か言うので「またまたー」と笑って調べたら、本当にあと2時間後からだった。びびった。で、起きて待とうかとも思ったんだけど、さすがにクタクタだったので「ちょっとだけ寝よ」と目覚ましをかけたら、それより先に電話がかかってきて寝起きの頭に「残念でした」と言われた。ああ、正月の時と同じだ。また寝過ごしたよ。芥川賞になるかも気分、全然味わってないよ。で、落選と同時に私は日本時間で今日が誕生日というややこしいことになっていて、来るメール来るメール「おめでとう」と「残念」が混在。もういっそ「おめ残念」みたいな挨拶でいいんじゃないかと思う。本谷、おめ残念ですよ!

7月10日(月)

あああ。うかうかしてたら、いつのまにか渡米する当日……!(スタッフ注:本谷は演劇の勉強のため渡米しております。)どうしよう、まだ荷物まとめてないよ。というわけで、あたしはあと6時間ほどしたら成田空港に行って、飛行機で海をこえて、アメリカの方々にあたしの書いた『乱暴と待機』という戯曲を翻訳(ちなみに英題はバイオレンス・アンド・スタンドバイ)してもらって、金髪の役者に眼鏡をかけた日本人役を演じてもらって、ええと、ええと、とにかくなんやかやで二週間滞在します。そのまま向こうで誕生日を過ごすことになるので、きっとあたしの人生で一番陽気なバースデーパーティ(「ユキコー。ワオオ!イエー!」みたいなやつ)が開かれることを夢想して、とりあえず行ってきます。新作の小説が芥川賞の候補にも入ったんだけど、選考会の日も日本にいない。うひー。

6月24日(土)

テレビで神無月が出ていて、クレヨンしんちゃんの物真似をやっていて思わず録画。パンツを尻に食い込ませ「おケツザムライー」と言いながらスタジオを往復している姿を何回も観る。ニュースで女オタクの生活に密着していて思わず録画。乙女バーなるところへ行き、男子に扮したバーテンの軽い決め台詞に、「そのネタいただき!」と架空の手帳に書き込んでいる姿(架空のペンに唾つけて)を一時停止してずっと観る……。これが噂に聞いていた素人のさんまパクリ……!

5月25日(木)

緊急報告! 明日TBSラジオにゲストとして出演することになりましたよ! 詳しくはニュースにて!

5月21日(日)

ところで、あたしはテレビを観ていてよく声を出して笑うことが多い。ちょっと前の話だけど、ワイドショーでカトゥーンのリーダーみたいな人がコンサートの感想を記者達の前で喋っていて、なにげなく観ていたら「これからも……僕たち、ロクーンのこと応援よろしくお願いします!」って間違えてて笑った。ロクーンって。自分たちのグループ名、間違えるってかなりおもしろいよ。たぶん「僕たち6人」と「カトゥーン」が混ざったんだろうけど、緊張してたんだろうなあ。あとこれもちょっと前のネタなんだけど、加藤晴彦がぬいぐるみの犬とからむのど飴のCMで、飴をいっぱい食べたあと「のどにすっきり〜」って歌いながら人形劇の人形の胴体に顔だけに出してて……ああ、うまく言えないけど意味がまったく分かんなくて、そのCMみるたびに「どういうことなんだ」って笑ってた。あと木の実ナナ達が白い服来て踊り狂う「ウコンの力」ね。意味がないのって個人的にものすごくおもしろいので。でもたぶんしばらくはカトゥーンを観るたび、「あ、ロクーンだ」って思うんだろうな、あたしは。

5月13日(土)

復活! 日記が遅れて本当に申し訳ないです。この四日死んでました、完全に。仕事しようと思って机に向かってもまったく集中できん……。普段2時間程度でやってるものに二日かかる始末。完全に腑抜けた状態だったのです。でもようやく脳が回り始めたので、とにもかくにもご来場下さった皆様と(来たかったけど来れなかった人も)、いろいろ助けてくれた人達と、原案をくれた乙一氏にお礼を。本当にどうもありがとうございました。蓋を開けてみたら客席がぎゅうぎゅうで、開演時間がおしてしまったことは心からすいませんでした! で、芝居の内容も自分好みにしているため、分かんないこともあったかと思いますがいろいろ想像してみて下さい! ネタバレガイドブックに記載されている乙一さんのプロットを読めば、あたしが何をどういじっているのか分かって二度楽しめると思います。かなり大胆に構成をかえているのでね。それから、ええと、なんかあれだな。こんなきちんと挨拶して、ちゃんとした人みたいだな、あたし。本当は楽屋で疲れ果てて寝転がって駄目出し(ある意味、そんなになってまで演出してけなげだけど)やってたのに。ゴミ自分で捨てないからって割り箸にまで「捨てろ、本谷」ってマジックでメッセージ書かれてたのに。畳じきの楽屋であたしの周りだけになぜか陰毛が(絶対あたしのじゃないけど!)落ちてたのに。でもしかしアウェー、ボロボロになるまで戦い抜きました。役者も三人だけで大変そうだったし、思いつきでやってみたアウェー戦でしたが、こういうのはまた是非やってみたい。ああ、演出はやっぱり楽しいなあ、ということも今回得たことの一つですな。まだいろいろ挑戦すべきことはありそうな気がするので、今度の十月青山円形劇場を早くもお楽しみに!

5月2日(火)

いよいよ劇場入り。今までずっといた稽古場からすべての道具を撤収してしまったため、今日の稽古はほとんどマイムで。段ボールを机に見立て、ボールペン二本を箸に見立て、こちゃこちゃやってる役者の姿はどう見てもままごとしてる人みたいにしか見えない。ためしに杉山さんに「ちょっと椅子の役やってよ」と言うと、本当によつんばいになって二人の芝居の脇でじっとしていた。シュールだった。よしもっちゃんが「ちゃんと断ったほうがいいよ」とアドバイスしていたが、あの人はやりたいからやっていただけだ。目が変態なのだ。稽古後、劇場に顔を出すとセットが組み上がっていた。素敵。今回は奮発して無料で配布するパンフも作ったし、当日券も出るので是非みにきて下さい。あと三冊目の小説『ぜつぼう』も出ましたよ。

4月23日(日)

杉山彦々さんに対してなにげなく「タバコ臭いね」と言ったら、いきなりおでこを手ではたかれた。ボケに対する突っ込みならともかく、ただの指摘なのに人前でそんなことをされるのは納得がいかないよ。演出家としてどう反応したものか迷ったあげく、とりあえず笑って寛容にふるまってみる。でもやっぱりその日の夜に「あれはおかしい」と思って眠れなくなる。そのことを次の日杉山さんに告げたところ、「オレはどこの現場でも頭をはたかれるからよく分からない……」と真剣に言われた。そうか。だったらしょうがないよね。

4月13日(木)

雑誌の取材がてら稽古場に乙一さんが見学しにくる。「今日、乙一さんが来るよ」とあたしが言うと制作陣女子が色めき立つ。人気だなあ、乙一氏。特に演出助手のちびっ子眼鏡(まあうちにはちびっ子眼鏡が三人くらいいるけど) ふくもっちゃんは彼の大ファンらしくいつもクール眼鏡なのに、よくみると静かに興奮している。稽古終了後、雑誌の対談を終えたのち、乙一氏に「うちの演出助手にサイン書いてあげて下さい」と言ってもらう。それを今日、彼女に渡したらよほど嬉しかったらしく顔を赤らめていたが、何を思ったのかそのうち「本谷さんが書いたんじゃないですよね?」と何度も何度も聞いてくる。二六歳なんだからそんなことしないよ。もっと信じようよ、あたしのこと。そして便乗してちゃかり自分もサインをもらっていた寺本さんも制作のくせにどうかと思う。ところで乙一さんにはこないだ熱で湧くポットをプレゼントしていて、帰りの電車で「どうですか、あれ」と聞くと「一回しか使ってません」と即答された。そこまではっきり言われると気持ちがいいね、すごく。

4月1日(土)

さて、昨日で一年間パーソナリティをつとめさせてもらったオールナイトニッポンが終わったのです。「あたし最後泣くのかな?」と思っていたのだけど、泣かなかった。まあもともと素直な人間じゃないからしょうがないけど。ああいう場でこそ強がってしまうわけで。かなりあっさり、かなりあっけらかんと終わらせてしまいました。強情な女ですな。弱みを見せたくないのです。で、まあ一日経ってやはりまだ実感がない。でもなんかが抜け落ちたような喪失感は確かにある。一年間やってて普通に凹んだり「今日駄目だったな」とか後悔したりもしたけど、すごくノッてしゃべれた日は興奮してなかなか寝れなかったりしたし。リスナーのみんなとああいう感じをもう味わうこともないんだなあと思うと、さすがにテンションがあがりません。どうしよう。でもまあこれはラジオでも言ったけど、ほとんどいつも通りのあたしでフラッといってしゃべってるみたいな場所だったから、特別って感じがさほどしなくて、だからこそ「失った」みたいな感覚もすぐにピンとこないんだろうね。あとからジワジワ来るとは思うけど。……さて。ここで疑問。こんなにもぼんやりして腑抜けちゃって、あたしは一体何を失ったんでしょうな?

3月31日(金)

ぎゃぼー!三月は芝居が多すぎる!すごい観てるのにまだまだある!歌舞伎は三味線の音が色っぽくてマジ半端ない!で、一般チケット発売がいよいよ明日からです。 売り切れるかもしれないから(売り切れないかもしれないけど)観たことない人もこの機会をお見逃しなく!

3月20日(月)

最近、台本を書いて一息つく頃、ちょうど夕方やっているドラゴンボールZを観ることになる。なんか悟空が負けそうになるたびにスーパーサイヤ人ワンツースリーとぎりぎりのところでレベルアップして、それでもピンチに陥ったら仲間に気をもらってしまいにはスーパーサイヤ人4(しかもフルパワー)になるのを見ていると、敵のほうが可哀想になってくる。やっつけてもやっつけても強くなって悟空復活。しかも悟空と同じ顔をした男(スーツを来た短髪)が二人もいて、全然誰か分かんない。ごはん? ごてん? いずれにせよ親戚あつまりすぎじゃないのか? しかもそいつらがサイヤ人4になった悟空を見て、「すごすぎる……。どれくらいすごいのか分からないほどすごすぎる……」って雑な表現をしているのも気になる。もう少し視聴者にも分かりやすく伝えてほしい。あと厳密に言えば、サイヤ人からスーパーサイヤ人になってる時点で一ランクアップしてるからサイヤ人5だよね、本当は。

3月15日(水)

うららか。春みたいで嬉しい。用事を済ませたあと吉本菜穂子嬢とランチ。家が近いという理由で前回公演出演者富岡っちょも呼ぶ。せっかくかわいいお店に入ったのに、3人で騒いで白木屋みたいな空気になって、店員に怒られるんじゃないかとドキドキする。3人でいるとおもにあたしがぼけでトミーが突っ込んでおいてぼけ、吉本嬢がぬるいのり突っ込みという配分。よく考えたらバカなことしか話してない。家に帰って台本執筆。

3月14日(火)

今回は座席数にけっこう限りがあるので、絶対に観たい人はチケットを発売日にちゃんと買わないと手に入らないかもしれない、という噂。本当かな。なので今日は本谷が「どうやらイープラスでチケット先行発売するらしいよ」という情報をリークしにきましたぜ。詳しくは現実日記のブログを見れば分かることになっている。余談だけど、あのページにいる白いコマの中でビチビチ動くあいにくちゃんは、産みの親ながら気持ち悪い。でもなんか見ちゃう。

3月13日(月)

バレンタインが一ヶ月すぎるけど、実はこのHPを作ってくれてる関谷氏に渡しそびれたチョコが家の棚にずっとある。それをメールでなんとなく書くと関谷氏から「じゃあまだ見ぬチョコに対してホワイトデーのお返しをする」と返信される。そのお返しもずっと渡されなかったら、なんかお互い本当にそのチョコとお返しが存在するのかどうか疑い初めておもしろいんじゃないかなと思う。

3月10日(金)

ヤフーニュースで「マイケルジャンクソンさん、ネバーランド一時閉鎖」 と丁寧に表記してあって、ちょっと驚く。さんざ呼び捨てにしておいて、なぜ今さら「マイケルジャクソンさん」なのか? でも考えてみたらジェンキンスさんはなんかもう絶対的に「ジェンキンスさん」だったような気がするし、「そがひとみさん」もそうだし、あれってなんなんだろう。「おい本谷!」が「本谷さん」になる微妙な距離感。「さん」づけは寂しいけど、よそよそしさが嫌いじゃない。でもまあ他人行儀すぎるからいっそのこと「本谷すん」みたいに、「さん」と呼び捨ての間の、友達以上恋人未満的な呼び方があればいいんじゃないだろうか。よし、「すん付け」を流行らせよう。たぶん一日で飽きるけど。そういえばあたしは中学高校の時、問答無用に「本谷」と呼ばれていたっけな。友達によれば「本谷は本谷!って感じだもん」と言われた。よく考えたらなんなんだ、「本谷!」って感じって。下の名前なんか劇団名につけるまでまったく活用されてなかったし、いらないんじゃないか?とずっと思ってました。ちなみにあたしの有希子って名前は、父親のせいで危うく『らんま1/2』に出てくる長女からとって「かすみ」になるところだったらしい。ルーミックワールドの一員になるところだったんだね、もっちんは!

3月8日(水)

というわけで。いよいよ番外公演の全貌が明らかになったわけだけど、どうですか! 乙一さん原案だよ! 乙一は「おついち」って読むんだよ! 大人気作家だよ! うーん、頼んでみるものだなあ。で、今日はついに宣伝写真撮影兼顔合わせ。役者お三方と乾杯してきた。ほぼ本谷劇団員である吉本さんと、ムニエルの加藤啓さんはさすが慣れた感じの撮影と相成りましたが、映画村からやってきた杉山さんは終始挙動不審。3人並びの写真を撮ったのだけど、明らかに一人だけ観光地に来た人みたいな表情でした。都会に出て来た田舎者みたいですごくいいね(褒め言葉)。それにしても納得いかないのは、主宰のあたし自ら啓さんの髪の毛にドライヤーをかけて前髪をセッティングしてあげたというのに、「さっきのほうがよかった」と言われ、制作の寺本さんがやり直し。吉本さんの首にスカーフを巻いてあげても「何これ」と文句を言われ、寺本さんがやり直し。誰にも気づかれないように杉山さんの帽子のかぶり方を直すと、何も知らないはずのカメラマンが「寺本さん、あの変になってる帽子ちゃんとして」。なんだよ、畜生! せっかく人が「ここの主宰、優しいね」って思われたくてがんばってるのに。その後は「本谷さんもういいからじっとしてて」みたいなことになって、窓際族のお父さんの気持ちがはじめてこんなに分かりました。くそ、みんながせかせか忙しそうな中、あたしだけすることがねえぜ! 軽いイジメだぜ! イジメかっこわるい! でもまあいつもこんな感じだししょうがないかあ。にしても役者三人並んだ感じがすごく良くて楽しみ。いつもの本谷本公演とは違う感じにするつもりだから、みなさんもお楽しみに!

2月11日(土)

どれ。インフルエンザにでもなったので日記でも書いてみようと思って、自分の日記を読み返してみたら、なんか全然書いてなくてびっくりする。この本谷有希子って人はたぶん忘れっぽいんだなと思う。生まれつき、自分が日記とか書いてることをすぐ忘れちゃう病気なんだ。「眼鏡どこ?」って探しながら眼鏡バッチリしてるタイプだ(もう頭の上に乗っかってるとかいうレベルですらないんだ)。あとこの本谷有希子って人の家は寒いんだよね。机に向かうと窓際からすきま風が入ってきて、だから日記があんまり書けない。よく知らないけど、そんな気がするな。

1月23日(月)

やっぱり今日も寒い! 野良おじさん達(ホームレス)のことも気になる……。

1月21日(土)

雪!東京!雪!野良にゃんちゃん達は大丈夫なんだろうか……。

1月12日(木)

爪。今日はお前に言いたいことがある。実は26年ずっと言わなかったが、お前をどの辺まで伸ばしていいかよく分からないんだ。というか切るのがめんどくさいんだ。なのに、お前はほっとくとすごい勢いで伸びているんだ。なんでそんなに伸びるのか、爪よ。ジュースのプルタブ開けるためか。じゃあもうジュース飲まないから伸びるのやめてくれないか。私はお前を頑張って爪切りでちょきんちょきんやっていくのに、お前はきれいに丸くなってくれないので私は困っているのだ。ぎざぎさになって他人に「モトヤさん、私の目の玉をつぶす気なんじゃなかろうか……」と警戒されはしないかと心配になるんだ。ちなみに足の親指の爪はどんどん端が肉に食い込んで、切ろうとしても切れない状態だ。あの爪はなぜあそこまであたしに食い込んでくるのか、できたらお前のほうから尋ねておいてくれないか。もしかしたら何かの警告なのかもしれない。「今の芸人ブームに安易に流されちゃいけない」とか「病気で本当に怖いのは風邪だ」とか。あとさ、爪よ。私はお前を世界一伸ばし続けた外国人をテレビで観たことがあったけど、あれは何。指10本からビームみたいになってたよ。何がしたかったの?

1月5日(金)

あけましておめでとうざいます! 本谷有希子、今年の元旦は家でテレビ観まくり! お母さん、浜崎あゆみの年越しライブが今年はやってなかったよ!なんで? あと隠し芸をなんとなく付けてたら芸人同士にどでかいビニール人形を背負わせて相撲させるってゲームをやってたんだけど、ダンディ坂野vs波田陽区だったよ。それで司会に「再ブレイクをかけて戦え!」って言われてたよ。ダンディはともかく、波田陽区ってもうそんな存在なんだ……と正月からなんかしみじみしちゃったよ。でも考えたら今のHGの勢いって完全にちょっと前の波田陽区だもんなあ。時の残酷さ、そしてなんだかんだで1年前の 大晦日でプロの格闘家を倒してからブレイクし続けているボビーって頑張ってるなあ、と思ったよ。そんな元旦。餅とか食べてる元旦。今年もよろしくお願いします。

12月23日(金)

いやはや、お疲れ様でした。劇場まで足を運んで下さった方々、ありがとうございました。劇団本谷第10回公演『無理矢理』終了です。なんだか本番からもう十日すぎていることがあっという間で信じられません。で、そんなこんなでもう年末。私がこれから何をするかというと……小説ですね。うん、また懲りずにえっちらおっちら書くつもり。そんでもってたった今現在なにをしているかと言えば、なぜかうちの台所でマネジャーさんの寺本さんがせっせとけなげに鍋を作っております。今年を振り返って鍋パーティですね、我が家で。普段はあんまり人を家に入れたりしないので、なんか変な感じです。何鍋ですかね。寺本さんに聞いてみましょう。あ、水炊きだそうです。いいですね。あたしポン酢好き。というわけでそろそろ出来たっぽいので、向こうに行ってみることにします。みなさんも寒いので風邪などひかぬようお気を付けて。

12月7日(水)

休演日。買っておいたデスノート9巻を軽い気持ちで読み始めるも、字が多すぎるよ……! なんとか半泣きで読み終える。でもたぶんちゃんと意味分かってないと思う。今、おもしろいと思っている漫画はジャンプでやってる『魔人探偵 脳噛ネウロ』かね。ああ、芝居が終わったらバイオハザードを徹夜でやるんだ、絶対に!

11月23日(水)

お久しぶりです。本谷です。なんだかやることがたくさんありすぎて、本番10日前だというのに日記も全然書けません。しかも今は忙しすぎてずっと鬱状態。特にご飯休憩を挟んだ夜8時頃になると疲れがピークで、自分で自分の言っていることが分からなくなったりするし、我ながら「こんな人に演出されて大変だなあ」と思わないではいられませんよ。ごめんね、役者のみなさん。脳内から快楽物質がいっぱい出てるからだと思うの。出さないように頑張りますから。

11月1日(火)

稽古初日。終わったあとに吉本嬢がさっそく切なげな目をするので、少し飲み屋へ。ナイロンから客演してもらう最年長の廣川氏(43才)が、みんなとフランクに接しようとして「そんな気とか遣わないで! 俺だってみんなと同じだよ!」と言ったまではよかったものの、そのあとに何を思ってか「俺なんてうんこ役者だよ!」と付け足してしまい、みんなをうんこ役者呼ばわりする結果に。動物電気の辻さんがビールを飲みながら呟いた、「そうですよね……。俺ら、こえだめですから。今日もこえだめに帰りますんで」という自虐的な小声が耳にこびりついて離れない。そんな楽しい初日。ああ、まだ親しくなっていない人間同士の、この距離感の取れなさが実にいいのです。

10月12日(水)

一般のチケット発売がそろそろです。先行発売の抽選で落ちちゃって取れなかった人も、めげずにこっちから普通に買って下さい。本谷は頑張って台本執筆中です。なんか今までとはまた違う、変な話になりそうだなあ。

10月5日(水)

蚊に顎を刺された。鏡を見たら軽く笑える。そして、それはそれとして最初に間違って「顎に蚊を刺された」と書いてしまった。ものすごく鋭い顎だ、それは。

9月29日(木)

暖房をつけた。いいね、冬の到来! 文化系女子のあたしは部屋にこもった熱気と、ミルクティーの組み合わせがものすごく好きだ。ものすごく本を読みふけりたくなる。読書の秋とはよく言ったものです、本当。そして最近、風呂があまりにもつまらないので(湯船に浸かってるのが暇)、風呂本(濡れてもいい本。主に雑誌)を持ち込む習慣がついていたのだけど(あれって本を持ってる手がしんどい)、本日ついにかねてから狙っていた風呂蓋を購入した。半分だけ閉めて机みたく本を置きながら入浴する予定。だったはずが、なにやらすでに怪しい雰囲気になりつつある。いや、サイズはあってたんだけど蓋を伸ばそうとするとね、洗面台の出張ったところやらお湯を注ぎ込む蛇口等に当たってガコンガコン引っかかって、とにかく面倒くさいの! 伸ばしっぱなしにしたまま浴槽洗ってみたら、体勢的に辛くてなんかとても屈辱的な気分になるの! 「ほら、あそこに投げた一万円、手ぇ伸ばして拾えよ」ってホストに言われてるみたいな気分になるの! ……あ、今お湯が溜まったみたいなのでちょっくら汗を流して来ますわ。もちろん雑誌持ち込みで。


……入ってきました。結果を報告します。机にするには位置が高くて正直「いらないなあ」と思いました。この先、あれとどう付き合っていけばいいのかまったく分かりません。

9月6日(火)

あのハードゲイがプロレスデビューするらしい。それはそれとして、このことに関するニュース記事が面白かったので、ちょっと抜粋↓

小川に「ゲイの中のゲイ、出てこいヤー!」と呼び込まれ登場したレイザーラモンHGは、「オッケー、ハードゲイです。記者会見、フゥー!」といきなり腰を高速で振る“激しいハッスルポーズ”を披露。プロレスデビューの決定に激しく腰を振り喜びを表現した。

↑激しく腰を振り喜びを表現したって……。そんな冷静に文章化されても。でもまあこの人達(記者さん達)は事実を記事にして伝えるわけだから、こう書くしかないんだろうけどね。「フゥー!」って叫びもいちいちテープレコーダーを聞き直して「フォー!かな? それともホー?」って悩んでるところを想像するとなんとも楽しいね。ふまじめなものに対して真面目に取り込んでいるところがポイントです。

8月30日(火)

米国に過去最大級のハリケーン、その名も「カトリーナ」上陸!リアルに被害は深刻なんだろうけど、どことなくハリウッド映画のノリっぽく感じてしまう自分は非道な人間なのでしょうか。大統領が出てくるあたりとか、どうしても現実感が薄れるね。これが俗に言うバーチャル世代の感覚?いや、まあそれはともかくとしてですね、あいつが……あいつがPS2でついに発売するんすよ……。そう、バイオハザード4!どうすんだ。絶対買って徹夜でやっちゃうよ。十何時間も仕事の時間をロスしちゃうよ。いや、本編のほかにエイダ編が裏バージョンであるらしいから、二日三日じゃ確実に利かない……!今、大人としてのあたし(おっさん)が「落ち着いて、レディ。君にはやるべきことがいっぱいあるだろう?」と太くて渋い声でパイプを吹かしながらなだめてくるのですが、いかんせんバイオハジャード!そんなダンディに咎められても落ち着けないよ!うずうずするよ!助けて下さい!誰か、助けて下さーい!(こないだ舞台版のセカチューを観にいったので)。……あああ、自分の敵はいつだって自分らしいよ。勝てるかな、あたし。

8月21日(日)

ドクターコパを信じて、部屋のあちこちに(方角まで調べて)黄色いものを点在させていたのになんか全然効果がないよ。台所にワインレッドのタオルまで置いてあるのに。窓辺に貯金箱、トイレに変なヒヨコの置物まで置いたのに。なんでだ? 調べ直してみようと思って本屋に行く。でもドクターコパの本を買うのがなんか恥ずかしいので一生懸命立ち読みしていたら、店員に「お客様。暗記はご遠慮願います」と声を掛けられた。ブツブツ言ってたわけでもないのに、なんでばれたんだろう? 本屋の店員ってすごいんだな。でもばれた理由はどうであれ、貧乏な人みたいでかなり恥ずかしかった。「貧乏じゃないよ! ドクターコパの本に1200円も出したくなかっただけだよ!」と周囲の人達に魂の叫びを聞いてほしかったが、止めておいた。もうしばらくはあそこには立ち寄らないことにする。

8月5日(金)

下北にて次回のチラシ打ち合わせの前に、ヴィレッジバンガードに寄って「自分の小説が置いてあるかな」と探す。まず入り口に貼ってある小説の表紙のポスターに「わー」とテンションがあがるも、文芸コーナーをいくら探しても見つからず。店員に聞くのも本人だしなんかためらわれ、うろうろうろうろしてもう諦めようと思ったその時、後ろの壁だと思っていた一角がよく見ると全部自分の小説で埋め尽くされていた棚だったことが判明。なんでこんなことになっているのか分からないほどすごいことになっている。ちょっとノイローゼになりそうなほど並べられている。怖い。でも調子に乗ってサインもしてきたので、皆さんもお近くに起こしの際には是非お立ち寄り下さい。

7月20日(水)

テレビ版『伍参市』について。始めて自分の作品を人に預けることを経験していろいろ学んだ。

7月3日(日)

冷やし中華を作りながら、「♪どこまーでもどこまーでも」っていう専門学校かなんかのCMソングを無意識に口ずさんでいて、ふとそのあとの歌詞を自分が「諦めない限り、夢は終わらない〜」と歌っていることに気づいて、「おお」と思う。個人的に「諦めなければ夢は必ず叶う」とかいうフレーズより「諦めない限り、夢は終わらない」のほうが俄然素敵。俄然リアル。諦めない限り30歳でも40歳でも夢は終わってないわけで、嘘も吐いてないし分かりやすくて非常にいい。「♪どこまーでも」なのにいいこと言ってやがんなあ、と思う。でも適当に歌った歌詞だから本当は違うのかな。あとで調べておこう、と思う。

6月28日(火)

ポンジュースを冷凍庫で微妙に凍らして、ちょっとシャーベットみたくして飲むのが、今日から自分ブームになりそうな予感。あと6月なのに30度あるって状態が、地球滅亡へのシナリオなんじゃないかと考えたらドキドキして眠れない。あと『宇宙戦争』ってすごい馬鹿みたいでなタイトルでいいな、と思う。

6月25日(土)

芸能人を目の前にすると、人は意外と落ち着くものですね。などと書いておきながら。昨日のラジオを聞いてくれた人は分かると思いますが、アイドルサイボーグ生あややを前に、私のテンションは確実におかしかったでした。陰ながらハロプロをずっと見守り続けてきた自分にとって、やはりあややは別格だったのか、と後から自己分析をする次第です。というかずっとその様子を見ていた制作の寺本さんに「本谷さんがいかに男の芸能人にピンと来てないかですよ」と言われ、「なるほど」とものすごく納得。桜井君もかわいかったけど、やっぱりあたし女の子、好きなのな。というかアイドル好きなのな。ヲタクなのな。オはちゃんとヲって打ち込むよ。電車男で勉強したよ。ともかくラジオ中に告白した「昔、モーニング娘。のオーディションに応募したころがある」という話はもちろん実話ですが、自意識過剰のため言い訳しておくと、ほとんどネタのノリで、です。みんなでふざけて、です。が、しかしこっそりと「もしかして……」と夢みていたこともまた事実です。「一人だけ明らかに挙動不審の暗い女子」という他のメンバーとかぶらない自分のキャラクターを考えていたのも恥ずかしながら事実です。若気のいたりです。昔からそんな妄想ばっかりしていたというわけです。ちなみに「今はやっぱりベリーズ工房」とつい人様に言ってしまったりするのですが、なんとなくみんなが同じこと言ってるような気がして、おもしろみに欠けます。なので今度からは「今はやっぱりキッスの世界」と言っていこうかなといま真剣に考え中です。

6月23日(木)

打ち合わせの前、時間があいたので新宿さくらやのビューティー館になんとなくよってみると、なんかすごくいろいろ欲しいものが目白押しで一時間以上いてしまった。ヘヤーアイロンとか脱毛機とか全然買う気のないものを買ってしまう。体重計も欲しかったけど、さすがに重いのでやめておいた。というかいいデザインのがあったら絶対買ってた。すげえ危なかった。魔の建物だ、さくらやは。そしてそんなこととは全然関係なく、来週から「劇団演技者」という番組でうちの過去の公演「石川県ごさん市(字ど忘れ)」が放送されます。うちの時では富岡こういちろう(字ど忘れ)という頭のおかしな役者がやったジュン君という主役を、嵐の桜井君がやるという摩訶不思議現象が起きてます。先週、フジテレビのスタジオで稽古があったのですがジャニーズに普通に演出をつけてる自分は、なんだかずいぶん遠いところに来てしまったものだな、と思ったり思わなかったりしました。番組がどうこうじゃなくて、普通に(ここポイント。富岡こういちろうに対するのと同じく)演出つけてる自分に驚きました。「わー」とか「きゃー」とか「♪あーらしーあーらしー」とか言いません。大人ですから。劇団で稽古つけてる普段のもっちんでした。芸能人を目の前にすると、人は意外と落ち着くものですね。

6月8日(水)

なぜかしら??? 最近見るたびに机の上にボールペンが増えていく。今数えたら普通に七本転がっている。こないだまで一本もなかったのに。便利は便利だけどこんなに必要ない。邪魔だな。

6月6日(月)

なぜかしら??? 最近、会う人会う人に喋ってると「馬鹿なんだね」と言われる。「なんでばれるのかな?」と思ってることがもう馬鹿なんだろうねえ、きっと。

6月1日(水)

寝しなに、何かとてつもなく便利なグッズのアイディアを思いついたのに起きたら忘れていた。特許絶対取ろうと思ったのに。まだ寝てなかったから夢でみたわけじゃないのに。億万長者になれたかもしれないのになあ。

5月30日(月)

朝の六時、ちまちま仕事していると、毛皮族の江本さんから携帯にメールが入る。お互いに小説と台本を書かなきゃいけない状況なので「こんな朝から机に向かっててえらいよね」とあたしがメールを送ると「えらくはない。普通」と返信され、動揺する。そうか、これって普通だったのか。どうしよう……ずっと偉いと思ってた……!

5月29日(日)

やばい。油断しずぎた。かなりの数の芝居を観たりソニンのライブ行ったり、毛皮族の江本さんとシベリア少女鉄道の土屋さんと知り合いになった記念に朝までカラオケでシャズナとかポルノグラフィティとか歌ってるうちに、いつのまにか6月になる……! え、何これ。イリュージョン? 記憶喪失?なんでこんなことになってんの? しょ・う・せ・つ! 来月までに長編小説を一本書きあげねばならんのに! ただでさえあたし書くの遅いのに! うわ、ちょっとそろそろ本気で机むかいますよ。この場を使って決意表明です。6月はもう誰もあたしも遊びに誘わないで下さい。栄養ドリンクまとめ買いしますんで。

5月18日(水)

お、落ちた……。落ちたよ、三島賞。わーん。でもまあ「いま受賞したら調子のっちゃって駄目になるかもな」と考えればそこまで気にすることでもないのかね。どうなのかね。

5月15日(日)

昨日のラジオで「国立市(くにたちし)」を「こくりつし」と読んでしまい、帰りのタクシーの中で物思いにふける。というか作家という肩書きをプロフィールにいれているくせに、漢字がこんな読めないってどうなんだろうね。芸能人は他の人より勉強する時間がなかったからまだ分かるとして、もっちんはさ、普通に高校卒業しとるじゃない。いちおう進学校にいったじゃない。そして日々パソコンに文章を打ちこんどるわけじゃない。どうなの、どうなのさ。やっぱみんなに「バカだな、こいつ」とか思われてるの?畜生、パソコンめ。キー操作ひとつで簡単に変換しやがって。人を楽な方、楽な方へ誘惑しやがって。あたしだって「実は頭いい人」って思われたいんだぜ。

5月9日(月)

それにしても。人生っていろいろ大変だ。ねじれまくっていた一九歳の自分に比べて「最近はあたしもずいぶん素直になってきたな。社会性も結構高くなった気がするな。えへへ」などと思っていた自分への評価が半分以上錯覚だったことに気づく。今日も自分のオールナイトニッポンの録音を(勉強するため)おそるおそる家で聞いて「ぎゃー!」と何度も発狂寸前になる。ああ、何が「私はラジオに向いてるんじゃないか」だ。くそ、勘違いも甚だしい。未だかつてこれほど「クラスで面白いって言われてお笑い芸人めざしたけど……」って言ってる人の気持ちが分かったことはないよ。と公共の電波で喋ることの厳しさを激しく、鋭く、重々しく痛感している今日この頃です。あ、ご挨拶が遅れましたが、どうも、本谷有希子です。みなさん、暑かったり寒かったりといろいろ変な日が続いておりますが体調崩したりしてませんか?などと天気の話で普通を装ってみたものの、駄目だ。全然ごまかしきれてない。いや、でもね、ものすごくなんとかしようと思ってるの。思ってるけどどうしても緊張してテンパっちゃうよ。うーん、とりあえず馬渕さんにもらった青木さやかの写真集でも見て、勇気づけられようと思います。

4月22日(金)

日曜に芝居が終わって、なぜかもう金曜日!17日に劇場を後にして、みんなで朝まで飲んで「やっとゆっくりできるー」と思いながら夕方まで惰眠を貪るも、早くもすることがなくてその日の深夜に終電で渋谷の漫画喫茶へ。6時間コースで奥浩哉の『GANTZ』を全巻読破する。こんな女子もてないよなーとドリンクバーでメロンジュースを次ぎながら。で、あとは世界の蜷川の芝居をコクーンへ観に行ったり、今度の単行本のゲラをもらったり、雑誌取材を受けたり、そして次の12月の芝居について打ち合わせしたり…。うーん、もうそんな先のことを。でもその前に今回の『乱暴と待機』に関してちょっとだけ触れておくと。一言で言えば、芝居って難しいなあってこと? どこがどうだったとか言ってもしょうがないので、ここには書かないけど、もっともっといいものをこの先も目指しますよ、あたしは。今からしばらくは小説の方に取りかかるけど、人数多めの舞台の構想も同時に練り中ですので、あと八ヶ月ほどお待ち下さい。なに、八ヶ月なんてすぐです、すぐ。あ、あとこのたび私の小説(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)が三島由紀夫賞の候補に選ばれたらしいです。結果発表は五月十七日。部屋の隅っこで体育座りして待ってようと思います。

4月13日(水)

家に帰ったら「世にも奇妙な物語」を録画するの忘れていて、ちょっとショック…。

4月12日(火)

本番も始まって、ようやくちょっとゆっくり寝ることができる。夜の公演が一回だけの日は朝から晩まで稽古してた時より全然時間に余裕があるのです。にしても芝居って生ものだよなあとつくづく。あたしは毎ステージ見ているのだけど、同じことしてるのに客席の反応も違うし、役者の芝居も違うのですよ。不思議だなあ、まったく。それはそうと今日から三日間ずっと雨なんだってね。でもチケットは水曜昼が比較的ねらい目らしいので、皆さん傘さして新宿に集合して下さいよ。待ってますよ。

4月8日(金)

気づいたらもう初日。当日券もあるらしいので、新宿で時間があいた人は是非モリエールへ。帰りは御苑にいって花見をするのもいいと思います。ああ、したいなー花見。

4月6日(水)

本番まであと二日、いよいよ稽古も大詰めです。通し稽古の後、あたしがノート片手に「さあ、みんなの大好きな駄目だしの時間だよ」と言うと、疲労もピークの役者達はよどんだ目で、まるでゾンビのように周りにワラワラと集まってきます。馬渕さんは駄目だし中、突然意味なく「ふふふ」と笑い出すし、ふと正面を見ると多門さんは仏のような眼差しで空中を見ています。市川さんの口はなぜか半開きで、吉本さんに至っては俯いてもはやぴくりとも動きません。最近はあたし自身すら言ってて意味の分からない演出を、みんな「うんうん」と優しく頷いてくれるようになったので、逆に「大丈夫?」と思います。芝居を作るのって大変なんだなあと、つくづく感じるこの頃です。

3月18日(金)

やった。ついに30万ヒットですよ!30万つったらあなた、ごめん、特に例えも思いつかなかったけど、すごい数字ですよ。画素だったらあなた、ごめん、無理やり例えたけど、すごい大したことない意味になりましたよ。ああ、もうとにかく祭りです。30万祭りです。といっても日記上での一人祭りなので、どう盛り上がっていいのかいまいちよく分かりません。とりあえず御輿でも担いどきますか(想像でだけど)。とりあえず踊っておきますか(これは本当に踊るけど)。しかしまあ重要なのは何人で割った30万なのかだわな。10人が3万回見て出した数字だったら、なんか恥ずかしい……。そんなことないよね?20人はカタいよね?

3月11日(金)

演出助手の福本さんの日記を読む。なんかすごい楽しそうなんだな、あたしって。でも午後の紅茶を「格好いい飲み物」と言ったのは、パックのお茶よりという意味ですよ。格好いいでしょ、色とかが。

2月20日(日)

今日、自分が買ったのとまったく同じバレンタインのチョコレートが、半額になってワゴンに詰まれているを見て、とても複雑な気持ちです。(東京都 本谷有希子 劇団主宰)

2月17日(木)

ファックスを送信したかっただけなのに、電話先で相手が出てしまい、「もしもし?」と話し掛けられると、どうしていいか分からずよくパニック状態になります。(東京都 本谷有希子)

2月12日(土)

なんだか安田大サーカスにおけるクロちゃん(声の高い人)の必要性が気になって仕方ありません。団長と巨漢の人はまあいいとして、クロちゃんはいつも「キャーキャー」いいながら紙吹雪を巻いているだけの存在のような気がしてならないのです。勘違いですか? けれども決して彼を責めているわけではなく、むしろあの「何もできなさ」にものすごく心惹かれる自分がいます。弁当にとってのビニールでできた緑の葉っぱ。つまり肉とご飯で茶系になりがちな空間の「彩り」として、彼はあのグループ内に存在しているわけです! 実用性などそもそも超越した存在なわけです! さらに言うならズボンの上からスカートを重ねるファッション等における「お洒落」と同じ要素なのです! ということに書いてて気付きました。クロちゃん……個人的にいまかなり気になる人物トップ5に堂々のランクインです(ちなみに一位はウエンツ瑛二)。

2月8日(火)

先輩、トップのフラッシュがすごいことになってるっすよー。バン!バン!ってみんなの顔が出てくるっすよー(真面目な顔っすよー)。あたしが一生懸命かいたあいにくちゃんのヘボイラストは残ってないっすよー(さみしいっすよー)。あと、こないだラジオ番組にゲストで呼ばれていろいろしゃべってきたのにすっかり忘れてオンエア終わっちゃったっすよー(1月31日と2月5日だったっすよー)。ぼんやりしてたっすよー(ユンソナとビビアンスーの違いを考えてたっすよー)。

2月6日(日)

いやあ、マツケンすごいねえ!さっきワイドショーつけたらまだサンバ踊ってたよ、あの暴れん坊は!そんなにオレオレ言ってて、将軍としてのあれこれはちゃんとどうにかなってんのか!などといらぬ心配をしてしまうほどの勢いです、本当。ついでにマツケンサンバ1の様子もちらっと映ってたけど、あたしとしては2との差が大して理解できませんでした。なんで2だけが爆発的にヒットしたのかな?やっぱ時代とのフィーリングとかタイミングって大事なんだね、とても。まあ、それはそうともう二月なわけです。新年明けて一ヶ月経ったわけです、いつのまにか。あたしは何をしてたかって言われると自分でもはっきりしないんだけど、とりあえず苦手にもかかわらず映画は四十本近く観ましたよ!有言実行の女ですよ。でもなんか変なのばっかり観てる気がしなくもないですよ。タイトルが半分以上、思い出せませんよ。あ、一昨日観た『マルコビッチの穴』は結構好みだったけど。

1月22日(土)

飲んで午前4時すぎに帰宅。今日も訳の分からんことをいっぱい喋ったなあ……。もしかして虚構の人格(←こないだの日記に書いたやつね)も何も、元々こういう人間なんだろうか? あたしって。ただ酔っぱらってるだけか?それはそうとサンボマスターのアルバムを買う。うーん、歌詞がなあ、いいんだよなあ、やっぱり。

1月18日(火)

ケンタッキーの和風カツサンドにはまっておる“もっちん”こと本谷ですが、なぜかいつもコールスローサラダを追加で頼んでしまいます。まずいのに。ゲロみたいな味なのに。食べて「あー、やっぱまずいわ」ってなるんだけど、じゃあ何故にいつも頼むのさ?食べなきゃいいじゃないのさ、そんなもん。……いや、でもまた食べちゃうんだろうな、絶対。なんか中毒になる成分とか含まれてるのかな、あれ。ま、いいや。とりあえず完全に乗り遅れたけど、球団ストライキについて一言いわせて下さい。「世の中、不況だろ。みんなボーナスカットされてんのに、何を野球選手だけわがまま言ってんの。1億円もらえりゃ充分じゃん」。……前から言いたかったの。

1月16日(日)

ところで。あたしは積極的に自分とコンタクトを取ろうとしてくれる人が嫌いじゃないです。劇団に自分の名前つけちゃってる女って時点で、すでに会う前からあたしの人格を誤解してる人が結構いて、自分はサービス精神旺盛というか余計な気を使い過ぎというかバランス重視というか、とにかく相手が求めるイ